サラリーマンの定年と老後

超高齢化社会の到来とともに今現代日本で起こっている諸問題を考えます。

サラリーマン65歳からの孤独

仕事をするということ

前に進むということ

いろいろ考えてはいけないことなのかもしれない

いろいろ考えてしまっては手が止まる、動きが止まる、思考も止まる

考えてしまっては良い結果は生まれない

と言うよりも仕事が前に進まなくなってしまう

 

まず前に進める、いろいろやる、とにかくやる、人の3倍やる

考えずやる、仕事をするということ

考えずにやるということが大切なのだ

それは仕事がはかどる、よく進む秘訣なのかもしれない

 

何も考えずに、余計なことを考えずに人の3倍働く

あなたはそれが出来ますか?

 

考えすぎてもしょうがない

考えすぎると心が止まる

心への血の循環が悪くなる

血の循環が悪くなれば、病気になる

心へ酸素がいかなくなる

そうなればまた病気になる

それは人体の、人の心の宿命なのだ

 

とにかく人の体も心も

血のめぐり、酸素のめぐり、新陳代謝を

浴することだけを考えていれば

体も心も健康を保てる

そんな気がします

 

人生はいろいろあるのだ

上手くいかないことも多い

上手くいかないことの方が多い

人はそんなときに何かを心の拠りどころにして生きる

出世をよりどころに生きている人種は(サラリーマンにはやたら多い人種である)

上司、特に会社のトップの評価を拠りどころにして生きながらえる

評価が途切れでもしたらまさに死活問題なのだ

トップが変わって、キャリアを終わらせる人間も多い

昨日まで肩で風を切り社内を闊歩していた人間も

トップが変わった途端、乗っていたレールの上から脱線し失脚する

サラリーマンの悲しい性だ

30年以上耐えに耐え評価だけを拠りどころに生きてきた人間が

一日にして30年間の苦労を水の泡にしてしまうのだ

それも自分を評価し続けてくれた人間が失脚したというちっぽけな理由だけで

 

たとえ運よく失脚しなくとも、運よく常務や専務まで出世したとしても

65歳間近になると、今までご苦労さんとトップの鶴の一声で退任させられる

わずかな退職金(慰労金)をもらって

とたん翌日から暇になる、あれほど鳴り響いていた携帯電話もピタッと鳴らなくなる

誰も連絡してこなくなる、ゴルフの誘いさえピタッとなくなる

おまけにこちらから電話し招集をかけても、現役時代あれ程目をかけてやり自分の子飼いだと思って目をかけてやった部下まで、なんやかんや理由を言っては出てこない

誘われて迷惑そうな声まで出す始末

 

疎外感と孤独感で胸が詰まる

振り返って俺の人生はいったい何だったのかと落ち込み暗くなる

現役時代あれ程活力と責任感に満ちていた人生が

一日にして暇ですることのない孤独な老後へと変貌してしまうのだ

おまけに一日中家に居れば嫁にまで疎んじられ、熟年離婚を切り出される始末

子供たちは知らん顔して寄り付きもしない

 

一切合切どうなってしまったのだ

今までコツコツと真面目に努力してきた人生が、退社を境に地獄へと変わってしまう

所詮会社人間など、真面目なだけが取柄で面白くもなんともない

酒を飲んでも「お前は酒に飲まれ過ぎる、酒を飲んでも人の悪口を言ってはいけない」

と上司面して説教を始め「そういうところがお前はダメで、だから出世できない」と

おれは人間が出来ているから出世出来たのだと言わんばかりに語り始める

ユーモアの欠片もない人間が出世していくのだが

酒を飲んで酔っ払って人の多少の愚痴を言って何が悪い、酔っ払って多少羽目を外して言いたいことを言うから酒を飲んでいて面白いのではないのか

おまけに俺は引退の身だから割り勘で頼むと言い出す、人間がセコイ

そんな人間が大真面目に「人格」と言う言葉を口にする

「お前はどうなのだ」と言いたい

 

おっと、わたしは今酔っ払っているわけではないのですが、わたしも出世は出来なかった身、つい力が入ってしまいました、ご勘弁を

 

まあ、他人のことなどどうでもいい、自分自身が退職後そういう境遇や心境に落ちないように気を付けるだけだ

 

何処の会社でも、退職した、元専務と元常務それに元監査役などが連れだって、地方の温泉地へゴルフ旅行とかに行くものだ

「いや~なかなか毎日忙しいものですな~、この間は、日程が合わなくて行けずごめんなさい、なにせあの日は久しぶりに娘が孫を連れて遊びに来たものですから」

「昨日など妻がフィットネスクラブへ行くというもので、送り迎えですよ」

「こちらこそ、この間は飲みに誘ってくれたのに行けなくてすいませんね、家内が久しぶりに家出夕飯を作るって言い出すもので」

飯もろくろく作ってもらっていないのか

哀れさを通り越してむしろ同情してしまう

悲しい男たちの末路だ

 

これは素晴らしい……

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